謎の糸、「大麻製」と判明 山元・志小田さん自宅で保管


宮城県山元町の自宅で機織り工房を開く志小田恵子さん(71)が保管していた糸が、約70~100年ほど前に大麻から作られたものと判明した。大麻は戦前まで衣服や漁網などの材料として広く普及したが、生活様式の変化などで廃れた。専門家からは「当時の生活を知る貴重な資料」と驚きの声が出ている。

 志小田さんは10年ほど前、町内の親類から段ボール箱に入った大量の糸を譲り受けた。糸は直径約20センチの円盤状にまとめられ、わらで縛った状態の束が五つあった。「何の糸かさっぱり分からなかった」。志小田さんは織物にせず、そのまま自宅に保管していた。

 昨秋、仙台市で糸よりに携わる知人に見せたところ、「大麻の糸ではないか」と告げられた。知人に紹介された大麻博物館(栃木県那須町)で鑑定した結果、大麻だったことが分かった。

 館長の高安淳一さん(50)によると、大麻は日本古来の麻の品種で、茎から剥いで乾燥させた皮をつないで糸を作る。柔らかい肌触りと水をはじきやすい性質で古くから普及していたが、手作業でしか糸作りができないことや化学繊維の台頭などで戦前にほぼ姿を消したという。

 花に麻薬成分があることから、戦後は大麻取締法により、都道府県知事の許可を受けた農家しか栽培できない。
 高安さんは「需要があった昔は女性が大量に糸を作って保管していた。ありふれた素材だったため、廃れてからは知らずに捨てられるケースが多い」と説明。今回の発見を「昔の女性たちが守りつないでいた生活文化をうかがい知る貴重な資料」と評価する。

 志小田さんに大麻の糸を譲った親類宅は、東日本大震災の津波で流失。自宅が高台で無事だった志小田さんは「救われた貴重な糸でチョッキや手拭いなどを作ってみたい」と喜び、「多くの方にも見てほしい」と一部を山元町教委に寄贈した。

河北新報より)


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