米マリファナ産業:退役軍人がセキュリティで活躍


米マリファナ産業:退役軍人がセキュリティで活躍

銀行が大麻事業者へのサービス提供を躊躇しているため、事業者は現金を輸送する必要がある。

米空軍で、乗り物の運転手として6年を過ごした後、デイビッド・キーズ(David Keyes)氏は、ハンドルとタイヤがあるものであれば何でも運転できるようになった。キーズさんはイラクへ2回、カタールへ1回派遣され、危険地域に高官を輸送するのを手伝った。

最近、貨物輸送は過去とは異なり、儲かる。合法マリファナと現金の輸送である。キーズさんは、民間人として様々な仕事に挑戦した後、大麻セキュリティ産業に入って行った。

キーズさんは「1週間半は無職ようなものでしたが、ぶらぶらしたくありませんでした。。」とキーズ氏は振り返る。キーズ氏はまず梱包会社で勤務、次に事件の現場の清掃サービスに従事した。その後、業界を切り換えて、コロラドのマリファナ薬局で夜警備員としてシフト勤務すると決めた。

キーズ氏は「たくさんのスキルが役立っています。セキュリティ仕事という肉体的(物理)な仕事にについてではなく、訓練と時々煩わしい規則に順応する能力についてです。減給にはなりましたが、莫大な機会を手に入れました」と説明する。

キーズ氏は賭けに勝った。今日、同氏はデンバーに拠点を置くセキュリティ企業「Security Grade Protective Services」でオペレーションマネジャーを務めている。

キーズさんに限った話ではない。退役軍人は、合法大麻産業における大きな問題を解決することができる成長階級である。

アークビュー(ArcView)のデータによると、合法マリファナは米国で最も成長している高い産業の1つである。昨年、市場は74%成長し2億7,000万米ドルになった。今後5年間で2,000億米ドルから3,500億米ドルの規模になるという予測もある。

事業として拡大するためにはまだ障壁がある。大麻は高価値製品であると同時に、連邦政府レベルでは、規制物質法の対象(Schedule 1 substance)である。銀行はマリファナ事業者へサービスを提供することに躊躇する。

今日、事業者は、高価値製品を取り扱うと同時に、莫大な額の現金を処理する。コロラド州の国税庁は、納税時までに、大量に納められる現金に適応するためのセキュリティ対策を調整する必要がある。

全米カナビス産業協会(the National Cannabis Industry Association)のウェスト・タイラー氏は、「セキュリティが懸念です。財政問題は別として安全は最大の懸念のひとつです。多額の現金がどこにあるであろうか知られているので、従業員は危険な状態にあると言えます」と述べた。

ほとんどの薬局は健康食品店というより銀行に似ている。複数の防犯カメラ、安全を重視したドア、特別な訓練を受けたスタッフがある。

輸送もまた複雑である。大麻は栽培者のもとから店舗へと届けられる必要がある。現金は、納税のために、ビジネスオーナーから州当局に移動される必要がある。装甲車での移動を好むオーナーもいれば、複数の車で移動し1台だけに現金を乗せるという創造的な方法を好むオーナーもいる。

移送やセキュリティの仕組み作りはマリファナ事業者にとって難しい問題であり、適切なセキュリティチームにチャンスが巡ってきている。軍事訓練を受けていることはこの業種にとってパーフェクトな要件である。

デンバーを本拠地として12州で事業を展開しているSecurity Americaのダン・ウィリアム氏(Dan Williams)は、「海外から戻っても、仕事を見つけるのに苦労をしている退役軍人は多くいます。現地でしていた仕事が他の業種のための職務経験になるとは限らないのです。スターバックスで働くことに適していないかもしれません」と述べた。

実際、退役軍人の失業問題は全米の問題である。米国では2014年に300万の新規雇用が創出されたが、イラクやアフガニスタンに派遣されていた退役軍人の7.9%は失業中である。その数字は全国平均の5.7%よりも高い。

ウィリアムズ氏は、「ちょうど今、彼らは仕事を必要としています。そして、私たちはそれを手伝うことができます」と述べた。

ウィリアムズ氏によると、退役軍人は、仕事上の倫理感がしっかりしており、訓練も豊富に受けている傾向にある。同氏は今後数か月のうちに、約70~80%のスタッフを元軍人にする予定とのこと。武装したスタッフや輸送の需要が増加することを予想しているという。新人レベルの賃金は割りに合わないかもしれないが、確実に成長の余地がある。

キーズ氏は、「軍隊を出て、社会の仕事に移行することは非常に難しいです。世間の風波の中で、ちょっとした喪失感を覚えることもありえます。軍隊のようにすべてがみなで同じという家族のような感覚がないのを淋しく感じます。その家族のような感覚をもう一度得る大きなチャンスがあるのです。民間人としての自由を持ったままの状態でです」と解説した。

賃金も悪くない。キーズ氏は時給12米ドルでスタートしたが、最近昇進をし、複数のスタッフを監督する立場に就いた。同氏は「私がここで働き始めて以来、会社が手に入れてきた成長の量は信じられないくらいです」とコメントした。

同事業を展開するほとんどの会社では収益が伸びており、昨年より多くのスタッフを雇用できている。具体的な統計を出すにはまだ早すぎるが、大麻取引がが合法化されて以来、多くの会社が300%から400%程度成長していると推測される。

米海軍のテロリズム対策チームに所属していたこともあるデレク・ポーター(Derek Porter)氏は2012年、Security Grade Protective Servicesを設立した。昨年、キーズ氏を雇った人物でもある。

ポーター氏は、「私たちは昨年初めより大麻ビジネスを始めました。バブルが余暇目的においてバブルが起こって以来、大きく成長しています」と述べた。同氏は30人を雇用し、その多くが元軍人である。今後数年で、スタッフ数が倍になることを見込んでいる。

さらに、コロラド当局による新しい州法がセキュリティ産業の追い風になるかもしれない。すべてのマリファナについて第3者の試験設備の利用することが要求されるようになるのである。

ポーター氏は、「一度細く扉が開いたら、一気に扉が大きく開くことを期待しています。黙っていても新しい扉が開くでしょう」と述べた。

*この記事は、米国版IBTimesの記事を日本向けに抄訳したものです。
 (原文:Kathleen Caulderwood 記者「Big Pot Security Detail: Marijuana Security Industry Draws Military Vets」)

参考:IB Times – 米マリファナ産業:退役軍人がセキュリティで活躍

軍人から大麻ビジネスのセキュリティへの転身、たびたびニュースになりますね~(kg)

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