シリコンバレーが狙う大麻ビジネス


カリフォルニア州グラスバレーにある大麻を栽培する施設
カリフォルニア州グラスバレーにある大麻を栽培する施設

 シリコンバレーが次のビジネスチャンスとして注目しているのは、大麻ビジネスだという。数多くのベンチャーが大麻関連の起業を行い、今後数年間でビッグビジネスに成長する可能性がある。

 現在米国で大麻を合法と認めているのはコロラド、ワシントン、オレゴン、アラスカの4州に加えワシントンDC。医療目的の大麻を合法としているのはこれら4州を含む23州に上る。「次に大麻を完全合法化する可能性のある州」としてマサチューセッツ、ネバダ、カリフォルニア、ニューヨーク、バーモント、ミネソタ、コネチカット、メリーランド、ロードアイランド、メーン、デラウェアの11州の名前が挙がっている。

大麻の購入がオンラインで可能

 昨年1年間の「合法大麻」の売り上げは全米で27億ドル。しかしマリファナ・ビジネス・ファクトブックによると今後レクリーエンション大麻合法化が進むことで、2018年には全米の売り上げが80億ドルに到達する可能性がある、という。

 この比較的新しい「商品流通」に、シリコンバレーのテクノロジーが興味を示している。連邦政府が大麻を非合法としている以上、大手ソフトウェア会社などが手を出さない分野だけに、新規ベンチャーが自由に参入、売り上げを大きく伸ばしつつある。

 例えばHelloMDという会社は、ネットで50ドルの相談料を支払うと、医師とのビデオチャットができる。ほとんどの場合医師が「医療大麻の使用に適合する症例」との判断を下し、メールで医師の処方箋が手に入る。これがあれば医療用大麻を合法としている州では大麻を購入できる。

 こうした「患者と医師をつなぎ大麻を処方する」ビジネスは増えており、中には大麻の購入、配達もオンラインで行うところもある。大麻のサプライチェーンを作り上げることで、生産から販売までを管理する。

 生産部門では、スマホアプリで種まきから収穫までを細かく管理するソフトウェアの提供ビジネスも盛んだ。生産者はアプリで栽培の温度管理、水やりのタイミング、出荷時期などをチェックできる。

 消費者と生産者をつなぐアプリとしては、消費者の大麻使用をモニターして在庫がなくなりそうなタイミングで注文を取る、というものもある。大麻には様々な種類があるが、消費者の嗜好をチェックし、どの年代にはどのタイプが売れ筋か、などを生産者に知らせる機能もあるという。

 シリコンバレーのインベスターがこうした大麻関連のベンチャーに資金を提供し始めたのは2013年以降のこと。それまでは非合法というイメージもあり、こうしたビジネスは健全な投資家からは敬遠される傾向にあった。しかし13年にコロラド、オレゴンがレクリーエンション目的の大麻合法化を決定したことから、潜在的なマーケットに注目が集まるようになった。

オバマ政権は連邦政府として大麻は非合法
という姿勢を崩していない

 現在まさに雨後のタケノコのごとく登場している大麻関連ビジネスだが、死角はないのか。それは今後の政府の大麻政策による。オバマ政権は連邦政府として大麻は非合法、という姿勢を崩していないが、反面合法化を決定した州に介入は行っていない。しかし次の政権が同じ姿勢を取るかは不明だ。

 また、現時点では大手ソフトウェアデベロッパーは大麻ビジネスに興味を示していないが、今後の成長により無視できない存在と見なせば、大手がこの市場に参入しベンチャーは生き残れない時代が来るかもしれない。

 大麻ビジネスがその動向に最も注目しているのは、全米最大の大麻市場でもあるカリフォルニア州。同州は医療用大麻の売り上げだけでレクリーエンション大麻を合法化している州すべての売り上げを上回る巨大市場だ。そのカリフォルニアでは、ナップスターの創業者であり元フェイスブック社長のショーン・パーカー氏を中心とする、シリコンバレーの億万長者が多く賛同する「大麻合法化への運動」が起きている。カリフォルニアが合法化に踏み切れば「ドミノ倒しのように」全米で大麻合法化が一気に広まる可能性があるという。

 そもそもレクリーエンション大麻を認めていない州でも、一定量以下の大麻所持は刑法に問われず罰金刑のみ、というところも多い。大麻摘発に費用を投ずるのは警察、司法組織にとって効率が悪い、という考え方だ。医療用大麻も名目だけで実際にはレクリーエンション目的で使われるケースがほとんど。米国の大麻自由化への波は止められず、大麻関連ビジネスは今後ますます注目を集めることになりそうだ。

参考:WEDGE Infinity – シリコンバレーが狙う大麻ビジネス

大麻合法化は もう 「if」 ではなく、
「when」 で考えるべきですネ☆(kg)

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