22州に340店を展開するスプラウツ・ファーマーズ・マーケットのサプリメント売り場にあるCBDコーナー。入り口近くの目立つ場所になるエンド陳列で「CBD塗り薬(Topical CBD)」に「今流行っています!(Trending Now!)」とあり、売れ筋であることがわかる。他のお店でCBDクリームを買いに来たお客さんに聞くと、首や肩、腰の痛みに効くと言っていた...
■44州に1.6万店のダラーストアを展開するダラーゼネラルは10日、大麻から抽出されるカンナビジオール(CBD)を使用した製品をテネシー州とケンタッキー州にある20店舗で販売を始めることを発表した。
大手チェーンストアが大麻成分を含むCBD製品の流通拡大させていることでCBD市場が急成長しているのだ。
ダラーゼネラルが扱うCBD製品は軟膏やクリーム、様々なソープとなるボディケア用品などで価格帯は7〜20ドルとなる。サプリメントなどの食品は扱わない。
ダラーゼネラルでは来年の春までにはCBD製品をテネシーやケンタッキーの2州に加えて、テキサス州やフロリダ州の7つの州でも販売を拡大し1,100店で取り扱うとしている。
なお大麻の茎や種子に含まれるCBDは、大麻のもう一つの成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)と作用が異なり、精神を活性化する作用はなく、ハイになるなど幻覚作用はない。
CBDは不安や痛み、不眠、炎症、さらにはガンにまで効果があるなどとうたわれてはいる一方、信頼のおけるリサーチはほとんど行われていないという。
CBD製品は今年、販売を開始する大手チェーンストアが次々に現れて、雨後のたけのこの状態となっている。
ドラッグストアチェーンではウォルグリーンやCVS、ライト・エイドがCBD製品の取り扱いを始め、スーパーマーケットでは最大手となるクローガーもCBD市場に参入を果たした。
アマゾン傘下のホールフーズ・マーケットも4分の3となる359店(29州)でCBD製品を扱っているのだ。
サプリメントを販売するチェーンのGNCやビタミンショップ、ティーンアパレルのアメリカン・イーグルやアバークロンビー&フィッチ、美容のアルタ・ビューティなどもCBDを含む外用薬を取り扱い始めており、コスメチェーンのセフォラやアルタでも30〜60ドルの価格帯でオイルやローションなどの製品の販売を開始している。
チェーンストアが扱うCBDは外用薬なのだが、マットレスのオンライン販売で急成長しているキャスパーは、CBDを含んだ睡眠用グミの販売を始めた。
キャスパーが扱うCBDスリーピング・グミはプラス(PLUS)で、メラトニン1mgとCBD25mgを含んでおり14個入りで35ドルとなっている。
CBDがブームになっている一方で食品医薬品局(FDA)は先月25日、CBD食品に関する新たなガイドラインを明らかにした。
FDAはまた「CBD食品の安全性について科学的な根拠が不足しており、安全性を裏付ける確証がまだできていない」としCBDメーカー15社に違法販売しているとの警告書を送ったことを公開したのだ。
FDAは研究不足としてるもののCBDの販売を開始する大手チェーンは今後も拡大していくだろう。ウォルマートやターゲットでもいずれ競合に押される形でCBDに手を付けることになるのだ。
参考:Blogos – 【急成長マリファナ】、アメリカ最大の百均チェーンも大麻抽出CBD製品の販売を拡大!
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