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【米国】医療用大麻の合法化、9割が支持

2018年8月16日 木曜日

【米国】医療用大麻の合法化、9割が支持

大多数の米国民が医療用大麻を支持

米国の成人を対象にHealthDayと調査会社のHarris Poll社が実施した意識調査から、約10人中9人が医療用大麻の合法化を支持していることが明らかになった。調査では、嗜好用大麻の合法化を支持する人の割合も半数を超え、米国のオピオイド危機の緩和に大麻合法化が役立つと考えている人が多いことも分かった。

調査は7月12~16日、米国在住の18歳以上の男女2,020人を対象にオンラインで実施された。大麻合法化の是非について尋ねたところ、医療用については85%が、嗜好用については57%が「合法化すべき」と回答した。ただし、医療用大麻の合法化を支持していても「他の医薬品と同様に規制は必要」と考える人が多く、合法化を支持する人の5人中4人は「米食品医薬品局(FDA)の監視下に置き、医療従事者が処方すべきだ」と回答した。

一方、医療用大麻の合法化を支持しなかった人では、反対する理由として「本来使用すべきでない子どもやペットなどが使ってしまう可能性が懸念される」(57%)が最も多かった。嗜好用大麻の合法化に反対を表明した人でも、3人中2人がその理由として同じ懸念点を挙げていた。

また、医療用大麻について、ベネフィットがリスクを上回ると考えている人の割合は69%で、大麻を「自然由来の生薬の一種とみなすべき」と考えている人も同程度の割合でみられた。嗜好用大麻の合法化に関しては特に若い人で支持率が高く、18~34歳で67%、35~44歳では68%だったが、55~64歳では57%、65歳以上では38%と、50歳代以降は徐々に低下した。

さらに、今回の調査では、大麻合法化を支持する人の多くは、米国のオピオイド危機の緩和に大麻の合法化が役立つと考えていることも明らかになった。大麻の合法化でオピオイドの過剰摂取による死亡者数が減ると考えている人の割合は、全ての回答者の53%を占めていた。また、この割合は18~34歳で65%と高く、35~44歳では54%、55歳以上では45%だった。

この調査報告を受け、大麻に関する法改正を目指す非営利団体であるNORMLのPaul Armentano氏は「議員たちは国民的および科学的なコンセンサスに応じて迅速に連邦法の改正に着手すべきだ」と主張している。

その一方で、薬物依存症の子どもや家族の支援団体であるPartnership for Drug-Free Kids代表のFred Muench氏は「大麻の有用性に関して誤解している人が多い」と指摘する。「これまでに医療用大麻の鎮痛効果を、市販の鎮痛薬や処方されるオピオイド系鎮痛薬、理学療法、医療機器を用いた治療などと比較検討した臨床試験は少ない。また、医療用大麻の使用によりオピオイド危機を緩和できるというエビデンスはない」としている。

さらに、Muench氏は「嗜好用大麻を合法化した州では救急外来の受診者や交通事故が増えたことが報告されているほか、青少年の大麻使用は学業成績の低下や中退率の上昇、人生に対する満足度の低下などに関連することも示されている」と説明している。また、大麻の合法化によって利益を得られる人たちが議論を推し進め、国民には不正確かつ不十分な情報しか提供されていない現状に懸念を示している。(HealthDay News 2018年7月30日)

▼外部リンク
Majority in U.S. Support Medical Pot, Think It Could Fight Opioid Crisis

参考:Q Life Pro 医療ニュース – 【米国】医療用大麻の合法化、9割が支持

反対する理由として「本来使用すべきでない子どもやペットなどが使ってしまう可能性が懸念される」(57%)が最も多かった。
これってお酒も同じ、大麻を否定するには説得力がない理由だよね~~

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医療大麻を使用する頭頸部がん患者は未使用の患者よりもQOL(生活の質)は良好、心理的苦痛の程度は軽度である

2018年8月16日 木曜日

医療大麻を使用する頭頸部がん患者は未使用の患者よりもQOL(生活の質)は良好、心理的苦痛の程度は軽度である

2018年8月2日、医学誌『JAMA Otolaryngology–Head & Neck Surgery』にて新規頭頸部がん患者に対する医療大麻であるカンナビスサティバ(Cannabis Sativa)のQOL(生活の質)、心理的苦痛の軽減効果について検証した前向きコーホート試験の結果がMcMaster University・Han Zhang氏らにより公表された。

本試験は、新規に頭頸部がんと診断された患者(N=148人)を医療大麻であるカンナビスサティバを使用する患者群(N=74人)、医療大麻を使用しない患者群(N=74人)の2群に振り分け、主要評価項目としてEQ-5D(EuroQol-5D )、エドモントン症状評価システム(Edmonton Symptom Assessment System)による生活の質(OQL)、心理的苦痛の軽減効果について比較検証した前向きコーホート試験である。

なおEQ-5Dとは、移動の程度、身の回りの管理、ふだんの活動(仕事、勉強、家族・余暇活動など)、痛み/不快感、不安/ふさぎ込みの5つの項目より健康関連QOL(生活の質)をアセスメントする評価票であり、QOL(生活の質)を1(問題ない)、2(いくらか問題である)、3(できない)までの段階で評価している。

またエドモントン症状評価システムとは、緩和医療の対象となる患者が頻繁に経験する痛み、吐き気、だるさ、気分の落ち込み、不安、食欲不振、眠気、全体的な調子の8つの症状をアセスメントをする評価票であり、症状の強度を 0(症状がない)から 10(症状がもっともひどい)までの段階で評価している。

本試験に登録された医療大麻使用群、未使用群それぞれの患者背景は下記の通りである。年齢中央値は医療大麻使用群62.3歳に対して未使用群62.2歳。性別は男性82%(N=61人)に対して85%(N=63人)、女性18%(N=13人)に対して15%(N=11人)。Karnofsky Performance Statusは92.4に対して90.8。職業ステータスはフルタイム34%(N=25人)に対して35%(N=26人)、パートタイム1%(N=1人)に対して1%(N=1人)、リタイア47%(N=35人)に対して46%(N=34人)。

原発腫瘍部位は中咽頭64%(N=47人)に対して64%(N=47人)、口腔19%(N=14人)に対して19%(N=14人)、下咽頭1%(N=1人)に対して1%(N=1人)、喉頭16%(N=12人)に対して16%(N=12人)。HPV関連ステータスはp16陽性96%(N=45人)に対して98%(N=46人)、p16陰性4%(N=2人)に対して2%(N=1人)。

TNM分類はT因子はT1が16%(N=12人)に対して15%(N=11人)、T2が32%(N=24人)に対して32%(N=24人)、T3が38%(N=28人)に対して37%(N=27人)、T4が10%(N=7人)に対して11%(N=8人)。N因子はN0が8%(N=6人)に対して10%(N=7人)、N1が45%(N=33人)に対して43%(N=32人)、N2aが27%(N=20人)に対して26%(N=19人)、N2bが8%(N=6人)に対して10%(N=7人)、N2cが4%(N=3人)に対して5%(N=4人)、N3が5%(N=4人)に対して4%(N=3人)。

治療内容は放射線療法24%(N=18人)に対して23%(N=17人)、化学放射線療法39%(N=29人)に対して41%(N=30人)、手術11%(N=8人)に対して10%(N=7人)、手術+放射線療法15%(N=11人)に対して16%(N=12人)、手術+化学放射線療法11%(N=8人)に対して11%(N=8人)。以上のように両群間における年齢、性別、原発腫瘍部位、HPV関連ステータス、TNM分類など患者背景に統計学有意な差は確認されなかった。

以上の背景を有する患者に対する本試験の結果は下記の通りである。EQ-5D評価の結果、移動の程度は医療大麻使用群1.22に対して未使用群1.26(差0.04)、身の回りの管理は1.11に対して1.12(差0.01)、ふだんの活動(仕事、勉強、家族・余暇活動など)は1.31に対して1.36(差0.05)、痛み/不快感は1.34に対して2.08(差0.74)、不安/ふさぎ込みは1.53に対して1.82(差0.29)、5つの項目の内3つに該当する移動の程度、身の回りの管理、ふだんの活動(仕事、勉強、家族・余暇活動など)において両群間に統計学有意な差はなかったが、痛み/不快感、不安/ふさぎ込みの2つの項目においては医療大麻使用群で統計学有意に低かった。

またエドモントン症状評価システムの結果、痛みは医療大麻使用群1.85に対して未使用群2.72(差0.87)、吐き気は0.22に対して0.71(差0.49)、だるさは1.66に対して3.88(差2.22)、気分の落ち込みは0.72に対して3.19(差3.05)、不安は0.77に対して5.30(差4.53)、食欲不振は1.70に対して3.57(差1.87)、眠気は0.56に対して2.68(差2.12)、全体的な調子は4.05に対して2.12(差1.93)、8つの項目の内3つに該当する痛み、不安、気分の落ち込みの3つの項目においては医療大麻使用群で統計学有意に低く、全体的な調子の1つの項目においては医療大麻使用群で統計学有意に高かった。

以上の前向きコーホート試験の結果よりHan Zhang氏らは以下のように結論を述べている。”医療大麻であるカンナビスサティバ(Cannabis Sativa)を使用している新規頭頸部がん患者は未使用の患者よりもQOL(生活の質)を改善し、心理的苦痛の程度が軽度である可能性があります。”

Association of Marijuana Use With Psychosocial and Quality of Life Outcomes Among Patients With Head and Neck Cancer(JAMA Otolaryngol Head Neck Surg. Published online August 2, 2018. doi:10.1001/jamaoto.2018.0486)

参考:オンコロ – 医療大麻を使用する頭頸部がん患者は未使用の患者よりもQOL(生活の質)は良好、心理的苦痛の程度は軽度である
医学誌『JAMA Otolaryngology–Head & Neck Surgery』より

痛みが和らいで、食欲出て、楽しくなるんだから、QOLがアガるのは当然だよね~♪

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NJ医療用大麻販売店、免許強奪戦に 娯楽用合法化にらみ、一獲千金狙う?

2018年8月16日 木曜日

NJ医療用大麻販売店、免許強奪戦に 娯楽用合法化にらみ、一獲千金狙う?

 【9日付WNYC】ニュージャージー州の医療用大麻販売店の免許取得を巡り、競争が激化している。同州議会は現在、娯楽用大麻合法化について審査中で、医療用大麻販売店が娯楽用大麻市場参入への足がかりになるとの思惑があるからだ。
 同州で医療用大麻が合法化されたのは2010年。現在、州内の6つの販売店で末期がん患者ら2万8000人に大麻を販売している。フィル・マーフィー同州知事は販売店舗を現在の6店舗から12店舗に倍増する意向で、同州保健局はうち1店舗の免許を11月に発行する予定。
 9日に開催された免許申請説明会には、州内外の弁護士、起業家など800人以上が参加した。コロラド州でアフリカ系米国人として初めて大麻販売店の経営に乗り出したワンダ・ジェームズさんは経験と多様性を強調、ニュージャージー州を拠点とするチームを結成して会場入りした。同じくアフリカ系米国人で同性愛者でもある元ニューワーク市議会議員、ダナ・ローンさんも「競争率の高い免許争奪戦に勝つには『黒人、女性』という多様性が武器になる」と、白人男性が多い大麻業界への参入に期待を寄せる。
 同州は最近、慢性疼痛治療を含む5つの新たな医療用大麻購入に関する条件を追加、ここ数カ月で7000人の新規患者が大麻を購入できるようになったという。

参考:Daily Sun New York – NJ医療用大麻販売店、免許強奪戦に 娯楽用合法化にらみ、一獲千金狙う?

これだけ盛り上がっていると、審査するの方も楽しそうですね♪

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